株を始める前にやってよかったこと 〜薬剤師が実践した、知識ゼロからの準備法〜

投資・FIRE

公開日:2026年05月07日|たくぽん


口座開設をしながらやるべきことがある

投資に興味を持ったとき、最初にやりたくなるのが「口座開設」だと思います。口座を作ること自体は無料ですし、早めに済ませておくのは全然ありです。

ただ、口座を開いた勢いで知識ゼロのまますぐ株を買い始めるのは危ないと思っています。

理由はシンプルで、「何が危険かを知らない状態で買い始めるのが、一番危険」だからです。

薬剤師の仕事に例えるなら、添付文書を読まずに薬を出すようなものです。それがどんなに効果的な薬でも、禁忌や副作用を知らずに使えばリスクがある。投資も同じです。

今回は、私が株を始める前にやった準備と、その結果どうなったかをリアルに書いていきます。


やったことは、たった1つだけ

正直に言います。私が投資を始める前にやった勉強は、松井証券のYouTube「資産運用!学べるラブリー」を全シーズン見切ること、それだけです。

本も読みませんでした。有料セミナーにも行きませんでした。YouTubeで公開されているコンテンツですが、それ以外の投資系YouTubeは後々見るようになりましたが、最初は見ませんでした。情報が多すぎると混乱すると思ったので、まず一つに絞ることにしたからです。

「資産運用!学べるラブリー」は松井証券が無料で提供している動画コンテンツで、投資の基礎から実践的な内容まで、シリーズ形式で学べます。隙間時間にスマホで見られるので、仕事が忙しい薬剤師でも続けやすかったです。


「資産運用!学べるラブリー」で学んで、特によかった3つのこと

① 危険なパターンを先に知れた

投資初心者が陥りやすい失敗パターン——信用取引の過度な活用、集中投資、SNSの情報を鵜呑みにした売買——これらを「やってみてから気づく」のではなく、「見てから気づく」ことができました。

失敗を事前に知っておくことで、「これは危ないやつだ」という判断軸が最初から持てた。これは大きかったです。

② 投資用語が理解できた

PER・PBR・ROE・信用買い残……投資の世界は専門用語が多くて、最初は何が何だかわかりません。

でもラブリーを見ることで、ひと通りの用語を文脈の中で理解できました。言葉の意味がわかるだけで、ニュースや決算資料を読んだときの理解度がまったく変わります。

薬剤師に例えると、薬学部で基礎を学んでから臨床に出るのと同じです。用語を知らずに現場に出ても、何が起きているのかわからない。

③ 投資全体の仕組みが把握できた

株の売買がどういう仕組みで成立しているのか、市場とはどういうものか、インデックスと個別株の違いは何か。

こういった「投資の全体像」を最初に理解したことで、後から個別の知識を学ぶときに「どこに位置する話なのか」がわかるようになりました。地図を持ってから歩き始めるイメージです。


勉強が終わったら、まず少額で試した

ラブリーを見終えてから、すぐ大きな金額を動かすことはしませんでした。最初は少額から始めることを意識しました。

理由は2つです。

まず、知識として「わかっている」ことと、「実際に経験する」ことは全然違うからです。株価が動いたとき、自分がどんな感情になるのかは、実際にやってみないとわかりません。少額なら、感情の動き方を「低リスクで体験」できます。

次に、少額であれば失敗しても致命傷にならないからです。最初の数回の売買は、勉強の延長だと思って割り切る。それくらいの気持ちで始めた方が、長く続けられます。


「完璧に理解してから始める」は罠

一つだけ注意点を言うと、勉強しすぎて始めるタイミングを逃すのも問題です。

投資は「やりながら学ぶ」部分がかなり大きいです。本や動画でいくら勉強しても、実際に自分のお金を動かしたときの感覚は、やってみないと身につきません。

私が思う「始めていいライン」はシンプルです。

  • 基本的な用語が理解できている
  • 危険なパターンを知っている
  • 失っても生活に困らない金額が準備できている

この3つが揃えば、あとは始めてしまった方がいいです。

ただし、始めたあとに一つだけ必ずやってほしいことがあります。必ず振り返りをすることです。

株価が下がったとき、なぜ下がったのか。どんなニュースがあったのか。自分の判断のどこが甘かったのか。これを毎回記録して、次の売買に活かしていく。この習慣があるかないかで、1年後の成長速度がまったく変わります。

薬剤師で言えば、処方したあとに患者さんの経過を確認してフィードバックするようなものです。やりっぱなしにしない。これが投資でも大切です。


まとめ:準備はシンプルでいい

株を始める前にやることは、実はそんなに多くありません。

私の場合、ラブリーを全シーズン見て、危険なパターンと基本的な用語と投資の仕組みを頭に入れてから、少額で始めた。それだけです。

大切なのは「完璧な準備」ではなく、「最低限のリスク管理ができた状態で、早めに経験を積み始めること」だと思っています。

証券口座の開設自体は無料で、今日でもできます。まずは口座だけ作っておくのもありです。次の記事では、私が実際に使っている証券口座について紹介します。


※ 本記事は個人の体験に基づくものです。投資は自己責任でお願いします。特定のサービスの利用を推奨するものではありません。

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