公開日:2026年05月02日|たくぽん
インデックス投資、一言で言うと?
「インデックス投資」という言葉を聞いたことはあるけど、正直よくわからない——そんな方に向けて、現役薬剤師の私がなるべく平易な言葉で解説します。
一言で言うと、**「市場全体に丸ごと投資する方法」**です。
個別の銘柄を自分で選んで買うのではなく、「S&P500」や「全世界株式」といった指数(インデックス)に連動するファンドを買うことで、市場全体の動きに乗っていく投資スタイルです。
インデックスと個別株、何が違う?
薬剤師らしく、術後の疼痛管理に例えて説明します。
術後の痛みを管理するとき、今の医療現場では「マルチモーダル鎮痛」という考え方が主流です。オピオイド・アセトアミノフェン・NSAIDsといった異なる作用機序の鎮痛薬を組み合わせることで、効果を保ちながらリスクを分散させます。これがインデックス投資のイメージです。
一方、個別株はオピオイドだけで痛みをコントロールしようとするイメージです。うまくいけば強力な効果が得られますが、呼吸抑制などの重篤な副作用が生じるリスクも伴います。大きなリターンが期待できる反面、それだけリスクも大きい。
インデックス投資は「組み合わせることでリスクを分散しながら、安定した効果を目指す」方法です。
| インデックス投資 | 個別株投資 | |
|---|---|---|
| リターン | 市場平均に連動 | 銘柄次第で大きく変わる |
| リスク | 比較的低い | 比較的高い |
| 手間 | ほぼ不要 | 企業分析が必要 |
| 向いている人 | 長期・コツコツ派 | 自分で分析したい人 |
私がインデックスを選んだ理由
私が個別株ではなくインデックス投資をメインにしている理由は、長期で安定しているからです。
短期的に大きな利益を狙うより、時間をかけてコツコツ資産を増やしていく方が、FIREという目標に合っていると判断しました。
また、薬剤師の仕事をしながら投資の勉強に割ける時間は限られています。個別株は企業分析や決算チェックなど、継続的な時間と労力が必要です。インデックスであれば、一度買ったら基本的にほったらかしで運用できる。忙しい医療職には特に相性がいいと感じています。
私が実際に保有しているインデックスファンド3つ
私のポートフォリオは、**全世界株式インデックスファンド(オルカン)**をメインに据えています。
① 全世界株式インデックスファンド(オルカン)
日本を含む全世界の株式に分散投資できるファンドです。アメリカをはじめ、先進国・新興国まで幅広く含まれているため、一本で世界全体に分散できます。長期の資産形成において王道の選択肢として多くの投資家に選ばれています。
なお、S&P500インデックスファンドも保有していますが、オルカンとはアメリカ株の比率が大きく重複しています。「2本持てば分散できる」と思いがちですが、実際には完全な分散にはなりません。この点は誤解しやすいポイントなので正直に書いておきます。
② SMT日本株式モメンタムファンド
日本株の中でも「勢い(モメンタム)」のある銘柄に投資するファンドです。純粋なインデックスとは少し性質が違いますが、全世界株式と性質が異なる資産として保有しています。
インデックス投資の始め方
インデックス投資を始めるステップはシンプルです。
Step 1:証券口座を開設する SBI証券や楽天証券など、ネット証券であれば手数料が低く使いやすいです。口座開設は無料で、スマホから申し込めます。(証券口座の選び方は別記事で詳しく紹介予定です)
Step 2:NISAの設定をする 新NISAを使えば、投資で得た利益が非課税になります。まずNISA口座を設定してから投資を始めるのが基本です。
Step 3:ファンドを選んで積み立て設定をする 毎月一定額を自動で積み立てる「積立設定」をしておけば、あとはほぼ自動で運用が続きます。最初は少額から始めて、慣れてきたら金額を増やす方法がおすすめです。
インデックス投資の注意点
メリットが多いインデックス投資ですが、注意点も正直に伝えます。
短期間での大きな利益は期待しにくいです。インデックス投資は長期で市場平均のリターンを得る方法なので、「今すぐ大きく増やしたい」という目的には向いていません。
また、市場全体が下落するときは一緒に下がります。リーマンショックやコロナショックのような大きな下落局面では、インデックスファンドも例外なく下落します。ただし、過去のデータを見ると長期的には回復・上昇してきた実績があります。
大切なのは、下落しても慌てて売らないことです。これは3本目の記事「薬剤師が投資をギャンブルにしない理由」でも詳しく書いていますので、あわせて読んでみてください。→(内部リンク)
まとめ
インデックス投資は「市場全体に分散して、長期で資産を育てる」方法です。
個別株のように大きく当てることはできませんが、初心者でも始めやすく、忙しい薬剤師でも続けやすい投資スタイルです。
私自身、S&P500・全世界株式・SMT日本株式モメンタムファンドの3本を軸に、毎月コツコツ積み立てながら38歳FIREを目指しています。
まずは証券口座を開設して、少額から始めてみるのがおすすめです。
※ 本記事は個人の体験・見解に基づくものです。特定のファンドへの投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。


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